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問い続ける者として、再び原点に触れた⽇

その他(プロジェクト・書評など)

2025.12.16

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問い続ける者として、再び原点に触れた⽇
⼈の成⻑に⽴ち会うとき、コーチとしての原点と⾃分への問いが静かに呼び起こされます。
先⽇、PHP研究所ビジネスコーチ養成講座ベーシックコースの認定試験アセッサーを務めながら、まさにその感覚を味わいました。

この講座は、私にとってキャリアの流れが変わった場所です。
約20年前の2005年1⽉、企業で⼈材育成に携わりながら「質問⼒を⾼めたい」という⼩さな動機で学び始めました。
しかし、学びを進めるほど、スキル以上に「あり⽅」こそが本質であると気づき、深く魅了されていきました。
内側で何かが動き出した感覚は、今でも鮮明に残っています。
独⽴してコーチングを仕事にする未来など、当時は想像すらしていませんでした。
それでも、好奇⼼の赴くままに続けた探究と実践が20年近く積み重なり、いまの⾃分を形づくっています。

立場が変わっても消えない問い

認定試験の会場には、半年間の学びを重ねた受講⽣が集います。
緊張感の中で、⽬の前の⼀⼈に真摯に向き合う姿は、かつての⾃分をそっと呼び戻してくれます。
あの挑戦の⽇々が、次のステージへ押し出してくれた。
今ではその事実を深く受けとめています。


同時に、試験のたびに必ず浮かぶ問いがあります。
「今の⾃分は、プロとしてどれだけの価値を⽣み出せているだろうか。」
⽴場が受講⽣からアセッサーへと変わっても、この問いは消えません。
経験を重ねるほど、問いの重みは増していくように感じます。


人が集まる場に立ち上がる「あり方」

これは、チームコーチングの現場に限らず、組織を率いる⽴場でも同じです。
関わる側の姿勢は、その場に⽣まれる対話や空気に⾃然とあらわれていく。
内側が整えば場は落ち着き、揺らいでいれば、その揺らぎが空気として⽴ち上がる。
⼈が集まる場ほど、「あり⽅」は隠すことができません。


だからこそ私は、この「受講⽣が挑戦する場」を、⾃分⾃⾝の「原点を磨き直す場」として捉えています。
原点に触れ直すとき、また新たな問いが静かに⽴ち上がる。
その問いとともに歩む姿勢こそが、プロとしての成熟を⽀え、組織に貢献し続ける⼒になります。


現場に⼊る前の⼀呼吸が、⾃らの原点を呼び戻し、関わる場の質を丁寧に整えていく。
そして、リーダーが⾃分に向ける問いの質が、組織の未来を⽅向づけていく。
その事実を改めて胸に刻んだ⼀⽇でした。


筆者

染屋 光宏

染屋 光宏 筆者プロフィール

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